機器類こそ1000形4・5次車や2000形と同じものであるが、それ以外は全くの新車。
1990年4月に登場した2000形が一部1000形のイメージを踏襲しているのに対し、
今度の新車は2000形のイメージをも完全に覆した、
いわば1000形以来約18年ぶりの「フルモデルチェンジ」車と言える。
この車両は、1910〜20年頃のヨーロッパの路面電車をイメージして
デザインされたレトロ調の車両で、ダブルルーフの屋根や上部が
楕円形の側窓、前面は窓下に丸灯が1個と、軌道時代の「江ノ電」
を知る人々にとってはいわば「先祖返り」と言ったところか。
特に私が注目しているのは、今流行のシングルアームパンタと、登場時の500形
以来の両開き扉であり、これだけでも2000形のイメージから完全に脱皮している。
「江ノ電沿線新聞」の他、去る1月22日には朝日新聞や読売新聞などの
大型新聞の地方版の紙面にも登場した。
これにより300形302Fが1997年3月に現役を退いた。
|